おじいちゃんの焼き石
2008 年 12 月 1 日
「 ほれ 」
「おじいちゃん ありがとう。」と 言って 新聞紙に包んでそっとほっぺにあてる。
「あったか~い。」
「やけどしんように きをつけてもってけよ。」
冬になると おじいちゃんの作ってくれた焼き石を思い出します。
私がこどもの頃には ホッカイロはありませんでした。
でも寒い寒い日には おじいちゃんが朝 焚き火をして
子供でも持ち易いような大きさの石を選んでその中に入れといてくれました。
そして 私が学校に行く時に 熱々になった石を取り出すんです。
それを 私は新聞紙の上にのせてもらい 急いで包んで焼き石ホッカイロの
出来上がり。友達の分も包んで 二人でおなかの中に入れたり顔に当てたり
うれしくてキャッキャッはしゃぎながら学校に行きました。
焼き石は 学校に行くまでホカホカでいい気持ちでした。
今は 焚き火はしてはいけないことになっているし まして焼き石は
下手をすると焚き火の中でパンッと割れることがありましたし・・・。
昔は 悠長だったんですね。割れても あまり危険だと思うこともなくて。
今だったら 絶対やってはいけないことでしょうね。
きっと ホッカイロのほうが暖かいし長持ちもするのだろうけど
でも 私にとっては冬になるといつも思い出す懐かしい思い出です。
家のおじいちゃん とっても頑固で厳しいおじいちゃんで
孫の私達も 叱られて泣くこともしばしばありました。
でも そんなおじいちゃんの心の中のホカホカの優しさがわかる
ホカホカの焼き石のお話でした。





